– イギリスとUAE、宇宙産業での連携を強化 [2024/3/15更新]
スペース・コム・エキスポが開催されたロンドン近郊のファーンボローで、宇宙大臣のアンドリュー・グリフィスは新興宇宙大国とのドアオープナーやパートナーシップ形成が職務だとThe Nationalの取材で語った。
今週初めには、グリフィス氏がサウジアラビアを訪問し、生命科学から宇宙産業まで幅広い分野での協力協定に署名した。サウジアラビアの宇宙産業に対する意欲とその強力な能力を評価し、「宇宙先進国」であると認識していると述べた。2040年までに月面に恒久的な基地を建設することがサウジアラビアの目標の一つで、それを達成するためにはセンサーや原子力発電所など、深い能力を持っている人々と提携することが求められると述べた。そのような技術は全て英国が持っていると認識されているとも述べた。
さらに、グリフィス氏はスペース・コムの会議で、英国の宇宙産業がより多く輸出されることを望んでおり、国内市場が英国の宇宙における野心に十分な規模になることはないと述べた。成功した英国産業がそうであるように、我々は世界的に頭角を現すことができると語った。
英国首相のジェレミー・ハントは水曜日の予算で、昨年の秋の声明で発表されたC-Leoプログラムの開始を発表した。これは低軌道における接続性を基礎とした1500万ポンドの募集から始まった。今後4年間で1億6000万ポンドの資金が放出され、次世代衛星の建設における英国の競争力を高めることを目指す。さらに、サクサフォード・スペースポートへの1000万ポンドの資金提供も発表した。
グリフィス氏は、厳しい経済状況の中で財務省が英国の宇宙産業に可能な限りの支援を提供する継続的な計画を示したことはポジティブだと述べた。困難な決断を迫られつつも、インフレを抑え、計画の最終年度に債務を減少させるという目標を達成することが重要だと語った。宇宙予算が組まれたことは、数少ない省庁の一つであり、欧州宇宙機関(ESA)への5年間で18億ポンドという重要なコミットメントと並び、英国政府が宇宙に対して行っている投資レベルを継続することで、十分なレベルの資金が確保されると語った。木曜日のスペース・コムで、グリフィス氏は英国政府の宇宙産業計画の立ち上げを発表した。英国宇宙庁の最高経営責任者(CEO)のポール・ベイトも新しいプロジェクトが投資を促進し、協力体制を強化し、英国全体の繁栄を後押しすると述べた。(引用: The National News)