– 1日一握りのナッツでうつ病のリスク低下

毎日一掴みのナッツを食べると、うつ病のリスクが 17% 低下することが判明したと科学者らは述べています。

約50万人の英国人の医療記録とライフスタイル記録のオンラインデータベースである英国バイオバンクからの情報によると、クルミ、アーモンド、ブラジルナッツ、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、ピスタチオなどのナッツ類を毎日30g摂取した中高年者は、抗うつ薬を服用している、またはうつ病と診断されていると報告する可能性が低くなります。

この研究はジャーナル『Clinical Nutrition』に掲載されたが、なぜこのようなことが起こるのかは説明されておらず、研究者らはナッツの抗炎症作用と抗酸化作用がおそらく保護効果をもたらしているのではないかと推測している。
研究チームは、ナッツには、フェノールやフィトステロールなどの生理活性物質、必須微量栄養素、繊維、高品質のタンパク質、一価不飽和および多価不飽和脂肪酸、ビタミンなどの必須栄養素が含まれており、これらが精神的健康に有益な役割を果たす可能性があると述べた。

スペインのカスティーリャ・ラ・マンチャ大学健康社会研究センターの研究員、ブルーノ・ビッツォゼロ・ペローニ氏は、「私たちの研究結果は、ナッツを摂取することのさらなる利点を強調しており、ナッツの摂取に関連するうつ病が17パーセント減少するというものだ」と述べ、さらにこう言った。
「これは、人々がナッツの摂取に熱中するさらに強力な根拠となります。」

アレルギーや病歴によって摂取許容量は個体差がある為、心当たりのある方は医師の指導を仰いでください。