– INPEX、UAE再生エネ大手と連携 三菱ケミカルも [2023/07/18更新]

INPEXは18日、アラブ首長国連邦(UAE)国営の再生可能エネルギー大手マスダールと再生エネ由来の水素やメタンの製造・輸送で共同事業を検討すると発表した。日射量が多く太陽光発電に適しているUAEで再生エネによる電力使って水素を製造するほか、水素と二酸化炭素(CO2)から都市ガスの主成分であるメタンを合成し、日本に輸送することを検討する。

INPEXとマスダールは同日、三菱ケミカルグループと連携してCO2由来の化学品をつくると発表した。再生エネ由来の水素と合成させ、汎用樹脂であるポリプロピレンをつくる。

CO2と水素から樹脂の原料となるメタノールをつくり、その後にポリプロピレンを製造する。事業化の共同調査を2024年初めごろをめどに終え、商業生産につなげる計画だ。年産能力や工場稼働時期などは未定。

岸田文雄首相は17日、UAEの首都アブダビでムハンマド大統領と会談し、両国の経済協力を推進していく方針を明らかにしていた。(引用:日経デジタル)

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